艦隊これくしょん講堂

史実で艦これ

三式弾 ① : 由来と構造


日本海軍は日中戦争時に対空防衛を強化するため、従来にある零式通常弾の対空防衛をより固めようと新たな砲弾を開発したのが三式弾である。


そして、日本海軍の軽巡洋艦や駆逐艦は設計において魚雷の運用に重視する傾向があり、対潜および対空の防衛機能は英米に比べると戦力不足。加えて戦艦の改造は困難なため、不備を補うためである。


特殊加工が施された三式弾は遅動信管を起動された後、砲弾に内蔵された千個にも及ぶ弾子が炸裂と同時に飛散し、拡散角20度の円錐状弾幕である。


日本海軍は大戦後期にいろんなライフリングがあり、例えば203mm以上の主砲には三式弾を配置。各種ライフリングの大きさから弾幕範囲や内蔵された弾子の量がそれぞれなので、ここでは省略させていただきたい。