艦隊これくしょん講堂

史実で艦これ

航空母艦アーク・ロイヤル(HMS Ark Royal)⑫:4.5インチ砲

アーク・ロイヤルには4.5インチ対空砲QF Mark I 8基が配置されました。当初は主力対空砲として設計され、後期も駆逐艦の主砲弾としておおいに活用されました。


MarkIとMarkIIIは共に連装砲であり、二モデルはさほど差異がありません。MarkIIは陸軍用モデルです。アーク・ロイヤルに設置された砲塔は Mark III UD型で、連装砲塔の中でも最も軽量(29.738tons)ですが、旋回角と俯仰を全て手動でコントロールするタイプでした。


また、名称は4.5インチ(11.4cm)でしたが、実際は4.45インチ(11.3cm)でした。

航空母艦アーク・ロイヤル(HMS Ark Royal)⑪:制動装置

アーク・ロイヤルの制動システムは油圧制動器に連接する8本のアレスティング・ワイヤーと最後尾の衝突防止網で構成されます。


アーク・ロイヤルは初めてこれらの装置を同時に搭載したイギリスの空母です。アレスティング・ワイヤーの番号は艦尾側の1号から8号までです。最後の2本は耐力上限が低めで、最後の1本の防御線は3号昇降はしご後方に設けた衝突防止網で、前の飛行甲板で待機中の艦載機への衝突を防止します。

航空母艦アーク・ロイヤル(HMS Ark Royal)⑩:カタパルト

航空母艦アーク・ロイヤルは艦首左右にそれぞれ油圧カタパルトが1基配置されています。


配置された油圧カタパルトは優れた設計がなされ、「サラトガ」のカタパルトの性能をはるかに上まわっています。「フェアリーソードフィッシュ」と「ブラックバーンロック」を主力とするアーク・ロイヤルには十分なものでした。


エセックスのカタパルトは格納庫に配置され、直接格納庫から撃ち出すことができます。